セレナーデ ――A-moll――

 

 僕は人形になんか戻りたくなかった。


 僕は作曲を趣味とする高校二年生。友人からはロマンチストなナルシストと称されるナイスガイだ。嘘ではない。あと背が十センチ高かったら完璧だ。
 僕の夜の日課は、ネット上で活動している作曲家の詮索である。彼らの曲を聴き、自分の作曲偏差値とでもいうべきものを確認すると同時に、気に入った人には称賛のメッセージを入れる。僕は確かにナルシストだが、自他全尊主義で生きている。ナルシストであっても、自分と同じくらい他人を尊敬するのだ。唯我独尊の三流ナルシストとは格が違う。
 今日は動画サイトで作曲家を探していた。検索に引っかかった曲を片っ端から聴いて行く。三十秒聴いて心が引かれなければスルー。ここでほとんどの曲が飛ばされる。僕の耳は厳しいのだ。さて、次の曲は――。
『独りぼっちの天使』
 うーん、綺麗な曲名だけれど、内容が伴っていなかったらただの中二病だな。こういう曲名の曲は、いつも聴いてから残念な気持ちになるものだ。あまり期待せずに再生する。
 ……何だ、この旋律。
 僕の心は最初の四小節で鷲掴みにされていた。
 神秘的なピアノのメロディーは、非個性的だったりただ音を並べただけだったりする素人の曲とは一線を画していた。この人の音楽が一つの世界を創り出しているような、ぞくぞくするオーラを感じる。
 興味を持って、この人のページに行ってみた。プロフィールに嘘がなければ、僕と同い年の女の子だ。UPされていた曲を順に聴いてみる。ピアノ曲が中心で、どれも独特の雰囲気を持った繊細な曲だった。同い年でここまで作れる人は初めて見た。聴けば聴くほど、僕は彼女のファンになった。僕に見合った才能の持ち主が、ここにいる。いまだに初恋が訪れない僕にとって、こんなにも女の子に興味を持ったのは初めてのことである。
 彼女と話をしてみたいと思った。
「綺麗なメロディーなので、一回聞いただけで気に入ってしまいました。よく見たら、僕と同い年なんですね。良かったら今度、僕のページにも来てください!」
 『独りぼっちの天使』のページにコメントを残す。最後の行には僕のページのURLも書いた。中にはコメントには一切反応しない人もいるが、彼女がそうでないことを祈り、僕は返信を楽しみにして待つことにした。


 翌日目が覚めても、昨日の感動は消えていなかった。この感動を誰かに伝えたくて、僕は早めに登校し、友人に彼女のことを話した。
「昨日さー、僕と同い年で作曲してる人の動画見つけたんだけど、結構いい曲なんだよね。コメントしてきちゃた」
 僕は友人間ではナルシストキャラとして通っているので、何となく素直に「ファンになった」とは言いにくい。少し調子に乗ったように語る。
「僕も作曲には自信あるけど、あの子に勝てるかって訊かれると微妙なラインだな。まあ負けてはいないと思うけど」
 だからこそ、彼女に魅力を感じるのだ。勝ちも負けもしない、尊敬できるが嫉妬はしない、そんな対象を僕は欲していたのかもしれない。
「出た、ナルシ発言!」
「うるさいなあ、クリエイターってのはちょっとくらいナルシの方がいいんだよ」
 そこに、クラスの女子が割り込んできた。
「あの、それ何て曲?」
 あれ、この人何さんだっけ……。僕が戸惑っていると、名も知らぬ女の子は気まずそうに肩にかけたスクールバッグを掛け直した。とりあえず、早く答えてあげないとかわいそうだ。
「『独りぼっちの天使』って曲なんだけど……どうしたの?」
 女の子はものすごく焦ったような顔をして、どもりながらもこう言った。
「そ、そ、それ、私が作ったきょ、曲、だと思う」
「え?」
 僕の聞き間違いでなければ、彼女は。
「昨日同い年の人からURLつきのコメントもらったの?」
「そ、そうなんだよね」
 何という奇跡だろう。そして今分かった。僕は彼女のことが好きなのだ。だって、会えてこんなに嬉しいのだから。僕は心のどこかで、ずっと前から彼女みたいな人に会いたいと思っていたのだ。彼女を待っていたからこそ、こんな歳になるまで恋心を抱けなかったのだ。この機会を逃したら、僕は一生恋できないに違いない。
 僕の中で、何かが爆発した。
「僕と付き合ってください!」
「は?」
 突然の僕の暴挙に、彼女も友人もぽかんと口を開ける。だが、そんなことに気を使えるほど、今の僕には余裕がない。今ここで言わなければ、ずっとだらだらとしたクラスメートとしての関係が続いていくような気がしてならなかった。
「あなたの音楽に惚れました! 何て言うか、ぞくぞくしたんですよ。僕と組んだら、きっと最強の作曲コンビができると思います! どうですか?」
「どうですかって言われても……」
 彼女の困惑ももっともだ。自分でも変だと思う。名前も知らない女の子にいきなり告白するなんて、正気の沙汰じゃない。まさか、いきなりドン引きされて僕の恋路終了なんてことないよね? 僕は急に失恋の恐怖に襲われた。
「考えておきます」
 彼女はごにょごにょとそのようなことを言って、自分の席に戻っていった。意外にすぐ近くの、斜め後ろの席だった。
 「考えておく」ということは、まだ希望がある。僕はひとまず落ち着くことにした。聞き間違いで、「やめておきます」とかだったら悲劇だが。
「お前、何やってんだ?」
 先ほどまで話をしていた友人が、あきれ返った目でこちらを見ていた。僕は返す言葉もなく、いたたまれなくなって机に突っ伏す。
 恋って恐ろしい。


『私も惚れました。付き合ってください』
 さすがにこれには度肝を抜かれた。彼女からの返事だ。内容もかなり思い切った感じだが、問題なのは返事の場所。僕の曲のコメント欄に、堂々と投稿されていたのだ。もしや彼女は僕を超える変人か。
 初めこそ動揺したものの、しばらくすると、じわじわとイエスの返事がもらえたことに対する喜びが湧き上がってきた。これで僕はついに彼女持ちだ。十六年の冬に終止符を打ち、春を往くのだ。
 今すぐにでも「ありがとう」と言いたい。だが連絡手段がない。僕は珍しく、早く明日が来てほしいと願っていた。
 さて、この電撃告白コメントはどうしようか。消そうと思えば管理ページで消せる。消してあげた方が彼女のためかもしれないが、これを消すと僕たちの新しい関係もなくなってしまいそうで怖かった。
 結局、僕は多少の罪悪感とともに、コメントを消さないままブラウザを閉じた。


 翌朝彼女に会った時、僕はどのように話しかけるべきかかなり悩んだ。告白したのも告白されたのも初めてである僕が、普通に話しかけられるわけがない。苦悩した末に、僕が出した答えは。
「昨日は大告白ありがとう」
 周りに聞かれたら気まずいので、小声で囁いた。あえて軽いノリで言うことで、彼女に気恥かしい思いをさせずに感謝の気持ちと「ドンマイ」というメッセージを伝えようと思った。実際に伝わったかどうかははなはだ疑問だが。
 放課後、僕と彼女は二人きりで話し合った。
「私、これが初恋なんだ」
 彼女はそう切り出した。これには結構驚いた。この年になって初恋がまだだなんて、僕以外には今までお目にかかれなかったから。
「本当に? 片思いも?」
 つい追及してしまう。彼女は嫌な顔はせず、こくりと頷いた。
「だから何も分からないの。……頼ってもいい?」
 不安げに見つめる彼女を見ていると、ナルシストの血が騒いで「安心したまえ、君には僕がついているぞハッハッハ」と言いたくなる。だが、実際には僕も彼女と同じで恋愛経験のかけらもない人生を送ってきた。今ここで嘘をついて、後で恥をかくのはごめんだ。
「ごめん、僕もこれが初恋なんだ」
「え?」
 正直に話すと、彼女は眼を丸くして僕を見た。そしてくすくすと笑い出す。僕もつられて笑い出す。
「なあんだ」
「僕たちって、似た者同士なのかもね」
 二人そろって恋愛ビギナーズ。悪くない。どんな馬鹿な失敗でも、今みたいに笑いあえるだろう。
 ふと彼女を見ると、耳が赤くなっている。それが可愛くて見ていると、彼女ははっとしたようにこちらを見た。その瞬間また耳が赤くなったのは見逃してあげる。
「で、最初は何したらいいの?」
 彼女の問いに、僕は昨日連絡先が分からなくてもどかしい思いをしたことを思い出した。
「まずはメアド交換じゃないかな」
 こうして、僕たちは本格的につき合い始めた。


 僕たちは、親睦を深めるために共同で歌を作ることにした。この提案をしたのは僕だ。正直なところ、僕は彼女の顔や体よりも、その才能に恋をしている。僕と彼女の才能を合わせてどこまでいけるか、試してみたかった。
 テーマは「壮大な愛の詩」。彼女が歌詞と旋律を手掛け、僕が伴奏をつける。
 彼女の作る旋律は幻想的で美しい。それに、国語が得意だそうだから、歌詞も任せた。
 どんな歌ができるか楽しみだ。


 彼女が僕にメロディーと歌詞のデータを渡してくれたのは、なんと昨日の今日だった。すごい創作意欲の持ち主だ。彼女が有能であることがとても嬉しかった。
 家に帰ると、早速メロディーと歌詞を確認する。
 憂えるようで、それでいて沈みこまない不思議な流れを持つ旋律が聞こえてくる。彼女独特の繊細な美。僕は歌詞を目で追いながら口ずさんだ。


   人を愛することで ヒトは
   自分が「ひと」なのだと識る
   人形だった私も 今は
   貴方を愛して「ひと」になった


   誰かを愛しいと想える
   それだけで奇跡


   愛を失うことが一番怖いの
   この気持ちだけは
   永久(とわ)に私の中の深い暗闇を
   照らし続けると
   そう信じてる


   人を愛することで ヒトは
   「ひと」として温もりを得る
   貴方を愛せなくなったら
   私はまた人形に戻る


   今この世界で貴方を
   愛している奇跡


   愛を失うことが一番怖いの
   この気持ちがもし
   脆く儚いのなら 氷づけにして
   飾っておくから
   もう離さない


   愛を失うことが一番怖いの
   この気持ちだけは
   永久に私の中の深い暗闇を
   照らし続けると
   そう信じてる


 これは彼女の心そのものなのだろうと感じた。
 愛せない者のみが知る、自分に対する暗い不信感。人を愛せないなんて、自分は欠陥品なのではないかという不安。そんな彼女が、そして僕が、今こうして愛し合っている奇跡。この歌詞には二人の想いが詰まっている。
 それに、この歌詞そのものが、彼女からの熱烈なラブレターのように思われた。こんなに愛してもらえて、僕は幸せ者だ。
 「人形」だったころとは比べ物にならないほど、僕の心は温もりで満たされていた。僕の心を温めてくれた張本人に、急いでお礼のメールを送らなくては。メロディーをリピート再生しながら、パソコンで文面を打つ。
『曲聴いたよ! 最高だった! 綺麗すぎて鳥h』
 ……あ。
 間違って送信のショートカットキー押しちゃった。
 急いで新しいメールを打ち直す。メロディーを聴きながらだったので、その手は感動にうち震えている。それゆえに打ち間違いも多かったが、何とか書き切って送信した。
『ごめん、興奮のあまり途中で送っちゃった。綺麗すぎて鳥肌たったよ! こんな歌に伴奏付けられるなんて、考えるだけでぞくぞくしてきた。……それに、この歌詞、嬉しかった。ありがとう。僕も愛してるよ(マジで)』
 僕はどうも真面目なコミュニケーションが苦手だ。「(マジで)」がすべてを台無しにしているような気がしないでもないが、こうでもしなければ僕が照れてしまう。
 ほっと一息。
 僕が、僕がこの曲に伴奏を付けるのだ。
 考えるだけで興奮してきた。
 イントロはストリングスで決めよう。そう、全体的にこの曲にはストリングスが似合う。
 僕は創作の波に取り込まれていった。


「え、もう朝?」
 っていうかもう学校始まってるし。何でお母さん教えてくれなかったの!
 伴奏が完成した喜びを味わう暇もなく、僕は家を飛び出した。

 
「どうしたの、朝?」
 授業が終わってすぐ、僕が行く前に、彼女から僕の方にやってきた。心配そうな顔をしている。僕の具合が悪いとでも思ったのかも知れない。心配をかけて悪いとは思うが、この伴奏の出来を聴けば彼女も笑顔になるはずだ。僕は携帯音楽プレイヤーのイヤホンを差し出した。
「伴奏つけてきた」
 彼女は驚いた様子だった。僕だって、一日で彼女がメロディーと歌詞を作ってきたことには驚かされたのだ、そのお返しだ。
 彼女がイヤホンを耳にはめたのを確認すると、音量に気をつけながら再生した。再生時間の数字が増えるにつれて、彼女の顔がほころんでくる。
「すごい、別の人が作ったなんて分からないくらいマッチしてる」
 その声は興奮していて、予想以上に喜んでもらえたようだった。自分の作品が誰かを喜ばせる瞬間はたまらない。特に、僕が同等の才能の持ち主と認める彼女が喜ぶ姿を見るのは最高だ。
 ずっと彼女の音楽を聴いていたい。
 ずっと僕の音楽を聴いてもらいたい。
 ずっとこのままの関係が続けばいいと思っていた。


 ある日、彼女が僕をデートに誘った。僕はデートしている暇があったら曲を作りたかったし、てっきり彼女もそうだと思っていたから、今まで自分からデートには誘わなかったのだけど、彼女がどうしても行きたそうだったからお誘いを受けた。
 僕は、せっかくデートに行くなら、今後の作曲活動に役立つような場所に行くべきだと提案した。しかし彼女は、しきりに新しい動物園に行きたがる。どうやら友達からもらった割引券を無駄にしたくないらしい。友達からもらったものを無駄にしたくない気持ちは僕にも分かったので、動物園に行くことにした。
 それにしても、最近彼女の様子が変だ。やたらと女の子らしい振る舞いをしたり、髪型を変えてきたり。大好きな音楽の話をしていても、なぜか話を逸らして僕の好きな食べ物などを訊いてくることがある。どうしたのだろう。


「遅いなあ」
待ち合わせ時間から十五分過ぎているのに、彼女は一向に現れない。もしかして道に迷ってしまったのだろうか。あと五分待って来なかったら、電話をかけよう。そう思って顔をあげると、こちらに走ってくる女性がいた。僕は特に気に掛けずによそ見をする。しかし。
「ごめん、遅れちゃって」
 その声を聞いて、僕はやっと気づいた。あの女性は、彼女だったのだ。
 僕の隣まで来た彼女をしげしげと見つめる。やわらかなギャザーの入った桜色のワンピースに、乳白色のカーディガンを羽織っている。髪型もいつもの比ではなく凝っていて、正直可愛い。だが、えも言われぬ違和感があった。
「ど、どうしたの?」
 彼女の動揺した声に驚いて、僕は自分が彼女を失礼なほど見ていたことに気づく。少し気まずくて、苦笑いを浮かべながら本音を言った。
「いや、何だかいつもと雰囲気が違うなと思って」
「まあ、今日は私服だし……」
 彼女はそう言うが、そういう問題ではないと思う。僕は彼女、いや、隣りのおしゃれな女の子を横目でちらりと見やった。これは彼女なのか。僕が求めている彼女なのだろうか。今は彼女に恋愛感情を抱けない。
 そうか、と僕は悟った。
 僕の中での「彼女」は、「彼女の才能」でしかないのだ。僕は彼女の才能に恋をしているのであって、彼女に恋をしているのではない。冷酷にも、彼女には音楽だけあればいいとさえ思っている。女の子らしい部分も、身体も性格もいらないと思っている。僕の恋は、人格を完全に無視したものだったのだ。いや、むしろ。


「僕はきっと、恋をしていなかったんだ」


 動物園から出たところで、僕は思い切って別れ話を切り出した。彼女にとっては予想もしていなかったことだろう。何しろ、今の今までデートをしていたのだから。
 これは僕のエゴとしか言いようがない。でも気づいてしまったからには、このまま恋愛ごっこを続けるわけにはいかないのだ。愛してもいないのに恋人のふりをするなんて、本当に僕を愛してくれる彼女は望まないはずだ。彼女は本当の愛がほしいに決まっているのだから。それができないからには。
「別れるんだね」
 彼女は、納得できるはずのないことを、悲しげな微笑と共に受け入れてくれた。
「……ごめん」
 胸が張り裂けそうだった。僕だって、彼女を愛したいんだ。いつまでも恋人でいたかったんだ。どうして神様は、僕に愛する心を持たせてくれなかったのだろうか。
「一つだけ、訊いていい?」
「うん」
 彼女は全く僕を憎んでいないような眼差しをこちらに向ける。本当は憎んでいるくせに。僕は憎まれてしかるべき男だ。いっそのこと、罵ってくれればいい。
「今でも、私のこと、好き? 恋人じゃなくて、作曲仲間としてなら」
 作曲仲間として、友として? それなら自信を持って言える。恋愛感情ではないが、彼女を好きだと思う気持ちは変わらずに残っている。
 できるだけ愛を込めて、僕は答えた。
「好きだよ。間違いなく、世界で一番」
「……うん」
 頷いた彼女の瞳から、涙が零れ落ちた。落ちかかった夕陽に照らされて金色に煌めいている。あの涙のように、彼女の僕に対する愛は清澄なものだったはずだ。それを踏みにじった自分自身が許せなかった。
 美しかった西の空は、淀んだような紫になっていた。


 あの日以来、彼女は一人の作曲家として僕に接してくれている。表面上は、僕にとって最も理想的な関係に戻ったのだ。
 だが、これが正しい在り方であるはずがない。僕は何としても彼女に恋情を抱かなければならない。早く彼女の恋人に戻って、彼女を抱きしめてあげたい。彼女だって、それを望んでいるに違いない。
 人を愛するって、どうしてこんなに難しいのだろう。
 誰かを愛していないと、自己嫌悪でおかしくなりそうだ。人を愛せないなんて、心が冷たい証拠じゃないか。どうしてみんなにできることが、天才である僕にできないんだ。僕はこのまま、冷たい人間に成り下がってしまうのか。彼女に対して責任もとれないなんて、かっこ悪すぎるじゃないか。


 僕は人形になんか戻りたくなかった。

 

 

 

これは高校文芸部の部誌の引退号に載せた作品です。
執筆当時のあとがきのデータが残っていたので、修正したものを掲載しておきます。

 

~あとがき~


 まずはタイトルの意味について。
 セレナーデは、小夜曲ともいい、かつては恋人に贈る曲でした。
 C-durとA-mollはそれぞれハ長調とイ短調を意味し、この二つの調は並行調(フラット・シャープがついている音が同じである長調と短調)です。ハ長調にもイ短調にも符号は付いていないので、純粋な気持ち(愛)を表すにはこの組がいいかと思ってそうしました。なお、「僕」の方が実はふられた「彼女」よりも心に深い傷を負っていることを踏まえ、「僕」の章にイ短調を振り分けました。
 こんな暗い恋愛小説を読んでくださってありがとうございました。いや、これは恋愛小説と言えるのかどうか^^; 恋愛経験がない人が恋愛経験のない人の話を書いたので、不自然なところがあると思いますが、お許しください。
 では、僕はこれにて引退いたします。今までお世話になりました!


※作中で二人が作った曲『今この世界で貴方を愛している奇跡』には、とりあえずメロディーをつけました。作中で語られているような出来ではありませんが、聴きたい方はこちらから。

http://lyrics.kget.jp/lyrics/view/44176

 執筆から1年以上が経過した今でも、「僕」と「彼女」のレベルには到達していません´・ω・`

早く彼らに追い付きたいです。

 

Count from 2013.10.23

 

▼ 声のお仕事受付中 ▼

夢前黎 声のお仕事募集中!

▼ ブログ&フリー素材 ▼

ブログ『145cmの考察』

▼ フリーゲーム ▼

健全なハートフルRPG『そして神様は、幼女にパンツを履かせてあげました。』
コンセプトは人間愛!? ハートフルRPG
新感覚対戦カードゲーム『戦国花札』
コンピュータ対戦ができます!

▼ 音声作品▼

ヤンデレに拉致監禁されて耳掻きされる音声作品
ちょっと怖くて切ない耳かきボイス。
ヤンデレに拉致監禁されて死ぬまで愛を囁かれる音声作品
悲しいほどに純粋な、愛の物語。

▼ 商用利用向け素材 ▼

※非営利目的でのご利用であれば

フリー素材コーナー無料DLできます!

メッセージも送れます!


スポンサーリンク

▼ 著書紹介▼