いただいたご意見のうち、疑問・懸念を含むものについてお答えいたします。
(企画書に説明があるものは除く。また、ここに記載した後で企画書に移動させたものもあります)
◆サンプル音声の読み上げが遅い・スムーズさに欠ける
(プレゼン動画第一弾の)サンプル音声は「萌え系ロリ」の指定を受けて作った音声で、ゆっくりめに作られています。
リリース時には「落ち着き」バージョンも搭載しますが、そちらは女流棋士による読み上げと同じくらいのスピードで作る予定ですので、読み上げの自然さにおいて大きな問題は生じないと思われます。
デフォルト音声を、「萌え」と「落ち着き」から選べるようにするというのも、類似サービス・ソフトとの差別化のポイントです。
◆早指しされたら音声追いつくのきつそう
棋譜読みちゃんは棋譜並べでの使用を想定しています。
◆正直しぶいおじさまの声が聴きたい
棋譜読みちゃんならそれも可能ですよ!
※しぶいおじさんは各自でご用意ください。
◆VOICEROIDに読ませたい
好きな人の声を使えることはもちろん、VOICEROIDやゆっくりでの読み上げの効率化補助ツールとしても使えます。
(あらかじめ必要な読み上げ音声のパーツを用意しておき、指定階層にファイルを置くという仕組みです)
◆デザイン案の将棋盤のグラフィックがショボい
申し訳ございません、そちらは適当にフリー素材をはめ込んだだけの仮画像でございます。
実際の将棋盤グラフィックは、開発決定後に外注して作っていただこうと思っています。
◆亡くなった棋士の方(あるいはご存命でも)の読み上げ音声も再現できる?
MAD制作や人力VOCALOIDのように、動画等から必要な音声データのパーツを回収することができれば可能です。
ただし、音声にも著作権がありますので、個人・家庭内での使用に留めるか、権利者から許可を得ることができた場合のみ公開するようにしてください。
余談ですが、棋士の方や声優の方、その他ネット活動をされている方々が、UTAUの音声ライブラリのように、棋譜読みちゃん音声ライブラリを配布・販売してくださったら面白いなぁと思います。
◆棋譜しか読めないから声のバックアップとしては不十分。UTAUなら何でも読める。
UTAUのような音声合成技術は、発話全般について不完全な声を残せます。
棋譜読みちゃんは、棋譜の読み上げに限定して完全な声を残せます。
声のデータ化を考えるのであれば、UTAUのような音声合成技術と棋譜読みちゃんを「競合」とは考えず、「併用」するとよいのではないでしょうか。
◆「新しい発話ができる」「声が生き続ける」とはどういう意味か
原稿を読み上げた声を録音しておくのでもなく、音声合成で作られた機械的な声で原稿を読み上げるのでもなく、話者自身の声で、その都度新しい情報(対局の内容)を伝えることができるということです。
今後どのような局面が新しく生み出されようと、将棋のルールが変わらない限り、すべての対局の内容を読み上げることができます。