「MFの評価シートってどんなのだろう?」という方必見!
送られてきた封筒の中身、全部公開しちゃいます。
①『MF文庫Jルーキーニュース!』
毎回MFの作家さんにインタビューをして、「作家を志したきっかけ」「作品の誕生秘話」「物語創作論」「投稿者への言葉」などを掲載する新聞のようです。
②評価シート 1ページ目
タイトル | パックス・アキバーナ ~萌えは世界を救う~ |
ペンネーム | 夢前黎 |
本名 | ((( ・ω・)) |
年齢 | 19歳 |
受付日 | 2010/12/31 |
評価 | 第一次選考通過 |
評価コメント |
●発想が良かったと思います。
●中盤までの軽薄な感じが、テロの進行に伴って重苦しく変わっていく ところが面白く読めました。
●書き出しの展開が素晴らしく、内容を期待させられます。
●オタクのリアリティが欠如していました。 しっかり調査をする必要があるかと思います。
●設定が設定でしかなく、物語に活かし切れていない印象を受けました。
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③評価シート 2ページ目
※○はあてはまる項目、×はできていなかった場合に記入されます。
※各項目総合評価は以下のようになっています。
A=たいへんよくできている
B=よくできている
C=がんばっている
D=努力が必要
E=根本的に改善が必要
キャラクター: 総合評価 C | |
主人公が魅力的である | |
主人公は今までにない新しい個性を持ったキャラクターである | |
○ | 主人公は定番のタイプだが、既存のキャラクターと差別化できている |
○ | 主人公は読者の等身大で、親しみやすい |
主人公は読者がうらやむような特別な力を持っている | |
主人公は特別な力を持っていないが、問題を克服することができている |
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○ |
適切な数の主要キャラクターが配置できている |
× |
キャラクター同士の関係性に面白味がある |
× |
主要キャラクターが魅力的に描かれている |
ヒロインが魅力的である |
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ヒロインは今までにない新しい個性を持ったキャラクターである |
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○ |
ヒロインは定番のタイプだが、既存のキャラクターと差別化できている |
○ |
複数のヒロインがいて、読者の人気を分けあうような魅力を持つ |
○ |
キャラクターの外見描写がもりこまれ、イメージしやすい |
× |
キャラクターの感情描写が適切で、読者が感情移入できる |
ストーリー: 総合評価 C |
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○ |
物語の方向性がはっきりしており、先を想像しながら読み進められる |
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物語の先が読めないが、興味をかきたてる魅力を持っている |
○ |
セリフや行動によって主要キャラクターの魅力が描かれているエピソードがある |
× |
キャラクター同士の関係性の変化やすれ違いなど、キャラクタードラマが描かれている |
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展開が予想をいい方向に裏切り、どんでん返しや驚きがある |
○ |
ありがちで先の展開が見えてしまうが、それでも楽しく読める |
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全体にわたってストーリーが面白く、魅力的である |
○ |
魅力的で楽しめるエピソードがある |
○ |
読者を楽しませる意識が感じられ、エンターテイメントになっている |
○ |
爽快感や救いのある終わり方で、読み終えた後カタルシスが得られる |
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世界観・アイデア: 総合評価 C |
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○ |
読者の興味・関心が高い世界設定・テーマを持っている |
読者の興味・関心が低い世界設定・テーマだが、面白く読ませようとする工夫がある |
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発想が斬新である |
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○ |
定番の設定・アイディアだが魅力がある |
○ |
しっかりした世界観の設定がある |
設定の説明が適量で、適切で、わかりやすい |
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× |
キャラクター名や固有名詞などのネーミングがよく、センスを感じられる |
細かいところまで配慮が行き届き、物語にリアリティを与えている |
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構成: 総合評価 B |
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○ |
物語の導入から惹きつけられる、魅力的な出だしになっている |
○ |
中盤が中だるみせず、終盤へ向けて読者の興味を刺激できている |
○ |
終盤がしっかりと盛り上がり、クライマックスにふさわしい |
○ |
展開に緩急があり、テンポよく読み進められる |
○ |
前後関係がよく整理されており、無理なくスムースに展開されている |
○ |
ラストは作中の中心となる問題などが解決し、きちんと終わっている |
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文章力・表現技術: 総合評価 B |
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○ |
書きこなれた文で、基本的な文章力に問題はない |
○ |
誤字脱字誤用が少ない |
○ |
平易な言葉で構成され、簡潔でわかりやすい文章である |
× |
勢いやリズム、新鮮さがあり、楽しさや面白味がある |
○ |
会話のテンポがよく、魅力的である |
× |
美しい修飾表現や情緒のある言い回しが適度に用いられている |
× |
語彙が豊富で、多彩な表現ができている |
○ |
描写の視点がはっきりしている |
○ |
状況やディテールの描写が適量で、物語世界を想像することができる |
・一部のエピソードや設定が本編の軸にうまく絡まず、単体ではよくても、全体を見るとまとまりのなさの原因になってしまっている。長編ならではの「エピソードごとのつながり」「物語の主軸」への意識が甘い。
・説明シーンの長さはどうにかならなかったのか。
能力や歴史は、簡潔かつ奥の深い設定にできればよかった。
・ネーミングは「ライトノベルっぽく」「中二病受けするように」することにとらわれすぎた。
(しかも「キャラクター名や固有名詞などのネーミングがよく、センスを感じられる」に×がついているww)
・ラノベだから少年にウケるようエロくしなきゃ、と思いすぎた感がある。一部恥ずかしすぎて自分で読み返せない……。
・長編を書く際の心得は分かったような気がする。