卒業論文 日本人の「食」の思想
資料1
私が見たページすべてを挙げることはできませんが、印象的だったものを紹介します。
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Yahoo!知恵袋「ベジタリアンの批判で植物にも命があるという人は何考えてるんですか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1092744285
<菜食主義者>
・自分が神ならすべての命は同じと言うのもわかりますが、我々は人間なんだから、人間の感情で考えるのは当然です。
命は一緒というと蚊を殺すのと人を殺すのも同じになってしまいます。 たぶん小さな子供の目の前で豚の首を切ったら、子供は泣くでしょう。 しかしニンジンを真っ二つにしても子供は泣かないと思います。 植物と動物ではあきらかに人間にとって違いがあるでしょう?
<批判者>
・命を尊うのなら動物も植物も両者ともに平等に奪われ、そして逆に平等に助けられなければならないと思う
・動物を殺して食べるのはかわいそう、でも植物は何とも思わない。
つまり、人間が勝手に命を天秤にかけてるって事でしょ?
動物の命の方が植物よりも上。一部のベジタリアンのこういう思考が批判されるのです。シーシェパードと一緒ですよ。
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Yahoo!知恵袋「ベジタリアンの批判で一番多いのが、植物も同じ命だろというのが多い気がしますが、ジャガイモを熱湯に入れるのと鶏を熱湯に入れるのとはぜんぜん違うと思うけど・・・・」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1229237247
<批判者>
・(略)あなたがトマトを必要とするせいで大量の生き物が残忍な方法で殺害されました。
ベジタリアンはうわべだけの偽物です。偽善者です。所詮人間は他の命を殺さなければ生きられない愚かな生き物です。
・そういう事を言うのはただのエゴで偽善です。生き物を殺して食べて生きているのが人間や動物たちです。鶏とか人に近い生きている感じのものは可哀想、野菜などを生き物とみないのはあなたのエゴです野菜は人が育てるものです育てるですよ。育てて食べる一緒です本当に可哀想と思うなら何も食べないでください。
・確かに、採りたてのじゃがいもと生きてる鶏を熱湯に入れるという好意(原文ママ)は
イメージが違うのも分かります。でも、植物、野菜も生き物には変わりありません。
・『命』とはなんなのだろうか。思考・感情がなければ命はないのだろうか。ソレこそ人間(というかベジタリアン)の思いあがりである。
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ネット掲示板「2ちゃんねる」での議論
・ネット掲示板「2ちゃんねる」のスレッドへの書き込みは、書き込みが閉め切られてから一定時間が経つと読めなくなってしまいます。私が見たのは、それらの書き込みの中から主要なものを抜き出して記事にまとめる「まとめサイト」です。
・まとめサイトの記事のコメント欄にも意見が書き込まれています。
・まとめサイトは基本的に個人運営なので、年月が経てばそのサイト自体が閉鎖されてしまう可能性があります。もし以下のURLがなくなっていても、タイトルで検索すれば同じスレッドをまとめているサイトが見つかるかもしれません。
肉食を侮蔑してるベジタリアンだけど文句ある? - おいしいお
http://www.gurum.biz/archives/67513703.html
(2012/05/11に「2ちゃんねる」に立てられたスレッドのまとめ記事)
ベジタリアン論破出来ない : まとめでぃあ
http://totalmatomedia.blog.fc2.com/blog-entry-161.html
(2012/10/10に「2ちゃんねる」に立てられたスレッドのまとめ記事)
「私は、人が食べるために動物を殺せないんです!」(=植物はどれだけぶっ殺しても何とも思いません) | 炎上ちゃんねる
http://enzyouch.blog.fc2.com/blog-entry-645.html
(2013/01/05に「2ちゃんねる」に立てられたスレッドのまとめ記事)
ベジタリアン「生きる為に動物殺したくない」農家「殺虫剤プシャー」 : まとめでぃあ
http://totalmatomedia.blog.fc2.com/blog-entry-1514.html
(2013/11/01に「2ちゃんねる」に立てられたスレッドのまとめ記事)
菜食主義者「動物殺すのは可哀想!!」 ぼく「植物はいいの?」 : まとめでぃあ
http://totalmatomedia.blog.fc2.com/blog-entry-1821.html
(2013/12/17に「2ちゃんねる」に立てられたスレッドのまとめ記事)
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専門家でも何でもない、一介の大学生の卒業論文です。
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ただ、引用元や参考文献一覧を見れば、参考になる情報が見つかるかも知れません。
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―― 【 目 次 】 ――
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要約
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序 | |
第一章 | 屠畜を経験しなかった日本 |
第一節 肉食禁止令の真意 | |
第二節 穢れ観の肥大化 | |
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第二章 | 殺生と向き合う思想の欠如 |
第一節 「かわいそう」との出会い | |
第二節 西洋における屠畜の正当化 | |
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第三章 | 殺生それ自体が残酷であるという意識 |
第一節 日本と西洋の動物観の違い | |
第二節 菜食主義に「偽善」を感じる日本人 | |
第三節 アニミズムと如来蔵思想 | |
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第四章 | 現代日本人は「食」とどう向き合うか |
第一節 無意識の殺生から自覚的な殺生へ | |
第二節 人間、動物、植物を同じ次元に置く | |
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結 | |
参考文献 | |
謝辞 | |
資料1 | ネット上での菜食主義議論 ★現在地 |
資料2 | 質疑応答(口頭試問) |